学校へ向かう上り坂
自転車立ちこぎで　がむしゃらに

あなたに逢えた時の砂
すぐに流れ落ちてしまうけど

ああ　目を閉じて思い返せば
またいつもの　朝が来る

ただ通りすがりの
「おはよう」のためだけに


年上のあなたは　4階で
僕の校舎は別の場所で

あなたに逢えた時の砂
すぐに流れ落ちてしまうけど

ああ　すれ違うチャンスは月木の
3限終わりの　理科室前

ただ　通りすがりの
横顔のためだけに

あなたに逢えた時の砂
すぐに流れ落ちてしまうけど
すぐに流れ落ちてしまうけど