Android開発環境の構築 Eclipse編

Eclipseを使った開発環境を構築する。
下記手順でインストールと設定を行う。


開発環境としてEclipseを使用する。Android SDK及びEclipseの動作にJDKが必要となる。
2009/10時点でEclipseは3.5が最新バージョンとなっている。
Eclipse3.5ではJDKはバージョン1.4.2または5を推奨している模様。
このページではJDKは最新の6をインストールしているが、推奨バージョンを使用したい場合は、 JDKインストール手順でダウンロードするバージョンを変えてほしい。
詳細は以下参照。


Android SDK

Androidの開発SDK。

※Android SDK 2.0からは、SDKツールとPlatform APIが分かれている。まずSDKツールのダウンロードとインストールを行う。
 SDKツールを一度インストールすると、Platform APIや追加コンポーネントなどは、SDKツールを使ってインストールできる。
 Platform APIについては、ページ下部のPlatform APIインストール参照

ダウンロード

http://developer.android.com/ へアクセスする。

・ページ上部のタブ的なリンク [SDK] をクリック。

・SDKダウンロードページに飛ぶので、環境に応じた(このページではWindows)アーカイブへのリンクをクリックする。
Androidダウンロード

・ライセンス確認画面になるので、ライセンスを確認後、[Download] ボタンをクリック。

インストール

ダウンロードしたzipを展開するだけ。
適当なディレクトリに配置する。
zipを展開


JDK

AndroidアプリケーションはJavaで作る。Android SDK及びEclipseの動作にJDKが必要になる。
Sunのサイトよりダウンロードしてインストールする。
今回は直接JDKのコンパイラ(javac)を使わず、Antから間接的に使うことになる。

ダウンロード

JDKは http://java.sun.com/javase/ja/6/download.html からダウンロードする。
※Eclipse推奨バージョンのJDK 5の場合はhttp://java.sun.com/javase/downloads/index_jdk5.jsp から[JDK 5.0]をダウンロードする。
以下の手順はJDK 6の場合。

[Java SE Development Kit] をダウンロードする。
JDKダウンロード1

Platformは[Windows]、または[Windows x64](64ビット版)を選択して、[Continue]をクリック。
JDKダウンロード2

インストール

ダウンロードしたファイルを実行してインストーラを起動する。
今回はディフォルト設定でインストールするので、[次へ] などを押すだけでよい。
JDKインストーラ起動画面

インストール完了画面
JDKインストーラ完了画面

Eclipse

統合開発環境。
Android SDKのEclipse用プラグインを使うことで、Eclipse上で簡単にAndroidアプリケーションが作成できる。

ダウンロード

http://www.eclipse.org/downloads/ へアクセスする。

・[Eclipse IDE for Java Developers]の[Windows]をクリック
Eclipseダウンロード1

・ダウンロードアイコンをクリック
Eclipseダウンロード2

インストール

ダウンロードしたzipを展開するだけ。
適当なディレクトリに配置する。
zipを展開


Eclipse 日本語化プラグインPleiades

Pleiades というEclipseを日本語化プラグインを使用する。

ダウンロード

http://mergedoc.sourceforge.jp/ へアクセスする。

・[Pleiades本ダウのダウンロード]という項目から、安定版バージョンをクリック
Pleiadesダウンロード1

・ページが切り替わりダウンロードが始まる。
 ダウンロードが始まらず下記画面のような表示がある場合は、その表示をクリックしてダウンロードを一時的に許可する。
Pleiadesダウンロード2

インストール

・ダウンロードしたzipをEclipseのインストールディレクトリに展開する。
zipを展開

・Eclipseインストールディレクトリの [eclipse.ini] をテキストエディタで開き、最終行に以下の記述を追加。

-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

eclipse.ini編集

※eclipse.ini は編集後、必ず閉じる。
 そうでないと、Android Pluginインストール時に eclipse.ini が更新できずに、インストールが成功しない場合がある。
 (画面上は成功しているのでたちが悪い・・・)

Eclipseの起動

・Eclipseインストールディレクトリの [eclipse.exe] を実行する。
 下記画面のようなワークスペースのディレクトリ確認画面が日本語で表示されれば、日本語化は成功。
 ワークスペースディレクトリは、適当なものを入力する。ここで入力したディレクトリがEclipseで作成するプロジェクトのワークスペースとなる。
Eclipse起動1
Eclipse起動後の画面
Eclipse起動2


EclipseへのAndroid Pluginインストール

Android SDKをEclipseから使うためのPluginをEclipseにインストールする。

Pluginインストール

・Eclipse起動後、[ヘルプ] - [新規ソフトウェアのインストール] 選択。
Pluginインストール1

・[追加]ボタンクリック。
Pluginインストール2

・[名前]には[Android Plugin]などの適当な名前を入力。
・[ロケーション]には[https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/]を入力。
Pluginインストール3
・[OK]ボタンクリック。
※ここでエラーが発生する場合は、[ロケーション]を[http://dl-ssl.google.com/android/eclipse/]に変えてみるようにSDKヘルプには書いてある。

・インストールダイアログに戻るので、[Developer Tools]にチェックをつけ[次へ]ボタンクリック。
Pluginインストール3

・[次へ]ボタンクリック。
Pluginインストール4

・ライセンスが表示されるので、同意を選択した上で、[完了]ボタンクリック。
Pluginインストール5

・インストールが始まる。
Pluginインストール6

・途中、未署名コンポーネントインストールへの警告が表示されるが、[OK]ボタンクリック。
Pluginインストール7

・インストール完了後、Eclipseの再起動を促されるので、[はい]ボタンクリック。
Pluginインストール8
※Pleiadesのドキュメントでは、新規Pluginインストール後は、[eclipse.exe -clean]を実行して起動を最適化するようにとの記載がある。
 最適化する場合は、Eclipseいったん終了させ、[eclipse.exe -clean]を実行してEclipseを起動する。

設定の変更

・Eclipseから、[ウィンドウ] - [設定] 選択。
設定変更1

・ダイアログ左の、[Android] 選択。
 このとき、Android SDKのパスが設定されていない旨の警告ダイアログが出るが、無視する。

※ダイアログ左に[Android]が表示されない場合、EclipseへのAndroid Pluginインストール時にeclipse.iniがテキストエディタで開きっぱなしだった可能性がある。
 その場合、Eclipseディレクトリを削除して、もう一度Eclipseのインストールからやり直してみる。

・ダイアログ右の、[参照] ボタン選択。
設定変更2

・Android SDKのディレクトリを選択して[OK]ボタンクリック。
設定変更3

・[OK]ボタンクリック。
設定変更4

Platform APIインストール

Androidアプリケーション開発に必要なPlatform APIのインストールを行う。

インストール

・Eclipseから、[ウィンドウ] - [Android SDK and AVD Manager] 選択。
コンポーネント追加1

・[Installed Packages]選択して、[Update All...]ボタンクリック。
コンポーネント追加2

・アップデート可能なコンポーネントリストの取得を自動で行う。
コンポーネント追加3

・とりあえずは、
  ・[SDK Platform Android 2.0.1](もしくは、最新バージョン)
  ・[Documentation for Android SDK, API 6, revision 1](もしくは、最新バージョン)
のみ[受諾]を選択して、その他のコンポーネントは[リジェクト]を選択する。
[リジェクト]を選択したコンポーネントはインストールされない。(この時点でインストールしなくても、いつでもインストール可能)
コンポーネント追加4

[Install Accepted]ボタンクリック。
コンポーネント追加5

インストールが始まる。
コンポーネント追加6

インストールが終わったら[閉じる]ボタンクリック。
元のダイアログも閉じてEclipseに戻る
コンポーネント追加7


これでインストールと環境設定は完了!!
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